デミオに1,000km乗った感想(その1-エンジンについて)
早いもので、デミオでの早くも1,000kmを超えました。もうすっかりデミオにも慣れてきたので、試乗ではよく分からなかったデミオの感想などを。
まずはディーゼルエンジンについて。
最初は何かパワーが物足りなく、アクセルを踏み込んでも吹け上がりは鈍いし、パワーの盛り上がりもこんなものだったかな?という感じ。試乗の時の印象とはちょっと違うように感じました。
でも走行距離が200~300kmを過ぎたあたりから大分力強さを感じるようになってきたと思います。
ドライバーの慣れの問題も有ると思うけど、やはり新しいエンジンはアタリが出るまで少し慣らし運転が必要なのかな、と思います。
そのディーゼルエンジンならではかな?と感じることが二つほど。
一つは、加速感が今まで乗ってきたガソリンエンジンとはちょっと違うこと。
空いた道とかでちょっと気合を入れてアクセルを踏み込んでみると、力強く加速はしていくのだけれど、胸のすくような(二次曲線的な)加速とはちょっと違うような気がするのです。(ちょっと上手い表現が見つかりませんが)
“2.5Lエンジン並み”と評されるエンジンだけど、あくまでも“2.5Lエンジン並み”なのはトルク値であって、パワーはそれなり(ディーゼルのデミオの最高出力は105馬力)、という事が関係しているのかな、と思います。
その代わり、上り坂でもトルクにものをいわせてグイグイ上っていく。ガソリン車が軽快、ディーゼル車は重厚という評価はこういう事なのかな、と思います。
もう一つは、高速道路とかでのスピードの変化を感じにくいこと。
例えば、高速道路で90km/hでクルージングしているとき、気が付くと100km/hを超えていたり、または80km/hくらいまで落ちていたりすることが結構あります。
速度調整のためにアクセルペダルの踏み込み量を微妙に調整するわけですが、そのときに感じ取れるものが100km/h超でも80km/hでもあまり変わらなくて、メーターを見ないとスピードが分かり難いような気がする。
ガソリンエンジン(小/中排気量)だと、アクセルに対する加減速の反応からスピードが出ているのか落ちているのか、もう少し分かり易かったような気がするのです。
幅広い回転域(1,400-3,200回転)で最大トルクを発揮するので、アクセルに対する反応があまり変わらないのかも知れません。
こう書くと、なんだかつまらないエンジンのように感じるかもしれませんが、そんなことは無くて、走りは十分に楽しいです。
ちょっと長くなったので、残りは次へ。