CX-3に試乗して感じたデミオとの違い
先日のマツダコネクトのバージョンアップの際、ロードスターと共にCX-3にも試乗させてもらいました。
CX-3はデミオのプラットフォームを使用しホイールベースも同じということで、いわば兄弟車種。
自分がデミオの購入を決めた時はCX-3はまだ発表されていなかったのですが、両方を比べたらどっちにするかかなり迷ったと思うし、今でも興味は尽きないクルマです。
試乗時間は少しだけでしたが、デミオとの違いなど感じた事を少々。(試乗車はFFのAT)
離れてみるとデミオより一回り大きく見えますが、間近で見るとデミオに近いボディサイズに感じてちょっと不思議な感じがします。
クルマに乗り込むときに見える運転席や室内は殆どデミオと同じ。シートに座った感じもデミオそのもの。内装や室内寸法はほぼ同じなので当然といえます。
でも、走り出すと車高がちょっと高いのが感じられました。そして目線の位置が高いためかデミオより大きなクルマに乗っている感じがします。(実際に少し大きいのですが)
でも取り回しはデミオ同様に楽で、車体感覚も掴み易くて運転はし易いと思います。
デミオよりトルクが増したディーゼルエンジンですが、パワーフィーリングや加速感は特に印象は残らなかったです。過不足なく加速してくれるけど圧倒的なトルク感があるわけではなく、どちらかというと、デミオの方が軽快な加速感、トルク感があるように感じました。
車重が増えているしタイヤも太くなっていること。それに目線が高くなっていることも関係しているのかもしれないです。
そのタイヤの関係か、交差点や小さなカーブを曲がるときはタイヤの抵抗というか路面をグリップする感触みたいなものがハンドルを通じて感じられました。こういったところも一回り大きなクルマに乗っている感覚に繋がっているのでしょう。
全体的な印象は、デミオより一回り大きなクルマに感じ、重厚な乗り味なので長距離ドライブが楽そうだな、と思った。(デミオも長距離走行は苦にならないけれど)
ラゲッジの容量もデミオより大きいので、荷物を積んで旅行やキャンプに出掛けるような使い方により適していると思う。
まさにSUVという感じで、デミオとは大分印象の異なるクルマでした。
悪い言い方だけど、CX-3はデミオの張りぼてかな?と思っていたのだけれど、乗ってみたらしっかり別のクルマに仕上げられていると思いました。
やはりクルマはカタログだけではなく、実車を運転してみないと分らないものですね。