雪を求めてデミオで志賀高原に行ってきました
気が付くとスーパーの果物売り場から「みかん」が消え、いよいよ冬も終わり。
今年の冬は本当に降雪が少なかった。
スタッドレスタイヤを手に入れていることだし今年はスキーと雪道のドライブを楽しもう!と意気込んでいたのに関東南部はもとより群馬辺りまで行っても道路に雪は無し。
スキー場もシーズンど真ん中の2月で雨が降る有様。
そんな状況なので、雪を求めて志賀高原に行ってきました。(行ったのは2月の末)
せっかく志賀まで行くのだから、と以前使っていたスキーキャリアをデミオに装着。
キャリアはUH470というもう十数年も前のもの。当然DJ型のデミオに合うフックなど入手はできないので、フックを自作しての取付けです。(フックの製作記はこちらをご覧ください)
そうして臨んだ志賀高原でしたがここも暖冬でした。
当日の天気は快晴。普通なら良い天気だ!喜ぶところですが、暖かい日が続いていたので雪が降って欲しかった。
初日は焼額山/奥志賀へ行ったのだけれども、そこに至るまでも路面の積雪箇所は僅かで、あっさりとスキー場に到着。冬場は結構厳しい路面状況になりFF十スタッドレスタイヤでは登れない事もある、という評判のルートなのですが。またしてもスノードライブはならず。
▲奥志賀の駐車場でこの状態。雪が少ない!
ゲレンデの方も焼額山は雪が解け気味でザラメ状態。ゲレンデがやや北向きの奥志賀はまずまずだったけどアイスバーン気味、と残念なコンディションでした。
▲焼額山のゴンドラから。雪が少なくて笹の葉が覗いています。
翌日の天気は曇り。
同じゲレンデで滑るのもなんだし、一番標高の高い横手山スキー場に行ってみることにしました。
こちら方面も路面に雪は無くてドライ状態。熊の湯スキー場を過ぎてから横手山スキー場までの間にごく僅かに積雪が残っている程度。
しかし、スキーを滑り始めてから直ぐに待望の雪が降りはじめました。天気予報では晴れのはずだったのに山の天候は分からないものです。お蔭でフカフカのパウダースノーの上を滑ることが出来ました。
その日は月曜だったこともありゲレンデは貸切状態。もしかして今このリフトに乗っているのは俺だけか!?なんてときもありました。こんなにお客が少なくてスキー場の経営は大丈夫なのかと心配になりましたが、積もったばかりの新雪を気持ち良く滑ることができました。
雪は終始降り続け、スキーを切り上げた午後3時頃にはこのように道路も真っ白になっていました。
ゲレンデのある山頂部分だけではなく結構広い範囲で降っていたようです。
待望の雪道ドライブ!。リスクの増す雪道走行を喜ぶというのは変かもしれないけれど、雪道とかダートとかでクルマやバイクを走らす感覚は滑らかな舗装路を走るのとは違った楽しさを感じるのです。
それにスタッドレスタイヤやFFのデミオの雪上走行性能がどんなものか、という興味もあります。
わくわく&興味深々でデミオを走らせました。
路面はシャーベット状の雪が混じった圧雪路。スキー場のゲレンデと同様に道路はガラガラ。一応、慎重に2~3速ギアで時速は30~40km/hで坂を下っていきました。カーブもブレーキも安定していて良い感じ。
わざとあまり減速せずに少し荒っぽくカーブを曲がったら、さすがに少し挙動が乱れましたが。FFだけど案外リアタイヤの接地感も感じられました。
こうなると、上り坂ではどうなのか?
勾配の大きい坂を下ってからわざわざ引き返して上り坂を走ってみたけれど、
駆動輪スリップする気配は無くダイダイ走っていきました。
▲こんな雪道を求めていた!
▲途中立ち寄った駐車場に数センチの雪が積もっていたけれど、スタックせずに普通に動けました。
上林のチェーン着脱場へ下るまでに何度か引き返しては勾配の大きい坂道を上ってみたけれど全く問題は無し。
路面が凍結していなければスタッドレスタイヤだけでも志賀高原は登れそうな感触でした。FFでもデミオは結構雪道を走れそうです。
▲上林のチェーン着脱場にて。
▲屋根付きのチェーン着脱場。路面状況が厳しいときはFF車はここでチェーン装着を指示されるそうで、そのためか施設が充実しています。
恐らくは軽い車体重量(約1t)と重いディーゼルエンジンのお蔭ではないかと。
普段はデメリットとして語られるディーゼルエンジンの重さですが、雪道では駆動輪の前輪へのしっかりした荷重となり、上り坂でも十分なトラクションを稼げているのではないかと思います。
あと、スタッドレスタイヤがまだ2年目で性能の劣化が少ない、ということもあるでしょう。一世代前のモデルのヨコハマ アイスガードIG30プラスですが十分な性能に感じます。
もちろん、雑なアクセル/クラッチ操作では簡単にスタックするだろうから、慎重な操作は必要です。
ともかくスキーもドライブも楽しめた志賀高原でした。来年はもっと雪道ドライブを楽しみたいものです。