デミオにトヨタのオカルトチューンを施す
昨年トヨタが発表したアルミテープによる空力改善というものをデミオに施してみました。
アルミテープを貼り付けることによりクルマのボディに帯電した静電気を放出し、
走行時の空力改善によりハンドリングも改善されるというもの。
なんとも眉唾。“トヨタオカルトでネットを検索すると沢山の情報がヒットします。
が、トヨタがちゃんと論理的に検証して考案したもの。特許も取得し、量産車にも既に施策されているそうです。
どういう理屈なのか、開発経緯やその効果についてはこちらの記事が分かり易く書かれています。
アルミそのものは普通のアルミとのこと。
テープの糊は導電性のあるものが良いらしいけど、丁度手元に以前ダイソーで買ったアルミテープがあったので、まずはそれで試してみることにしました。
まずはステアリングコラムの下に一枚。
これで走ってみたところ、フロントタイヤの接地感が増えたような。
ただし、ハンドリングとしてはフロントとリアのバランスが崩れたようで、昔のFF車みたいな感じで印象としてはあまり良ろしくない。(気のせいレベルではあるけれど)
そこで翌日はクルマで出かける用事があったので、アルミテープの貼り付け箇所を増やしてみました。
フロントのガラスの下部左右に二箇所。
見た目を考慮してフロントのバンパーに貼る代わりに左右タイヤハウス内に。
リアのバンパーに貼る代わりに左右タイヤハウス内に。
リアのラゲッジ内にも左右二枚。
これで往路は下道(ワインディングあり)、復路は高速道路の計200km程を走ってきました。
往路では特にこれといった印象は無し。ただし前日感じたバランスの悪さは気にならず。
もっとも、前日とは違ってリアのラゲッジに荷物を積んでいたので、荷物による重量配分の変化のせいなのか、追加したテープの効果なのかはちょっと分からず。
でも帰りの高速道路ではおや?と思うことが。
走っていてなんだかスムーズ。
元々デミオの直進安定性は良い方だと思っていたけれど、より安定性が増したような。
そして空気抵抗が少ないような感じが。風きり音も少なく感じました。
今はルーフにキャリアを装着していることもあり、速度を上げていくと風きり音が煩くなり、また風の抵抗を凄く感じたものだけど、とてもスムーズで滑らかに。
100km/hで走っていても80km/hで走っているような感じ。スピードメーターの値と身に付いていた速度感覚とが随分違う。
一番違いが分かったのは6速ギアで走っているとき。
90~100km/hくらいで6速ギアに入れて速度を維持しようとすると、たとえ平地でもアクセルを踏み込まねばならず、瞬間燃費計の値は常に平均燃費をかなり割り込んでいたものが、平均燃費を大幅に上回る値を出すことも。
今年になってキャリアを付けた状態で何度も走っている区間なので間違いは無いと思います。やはりアルミテープの効果だろうか。
こうなったら導電性のある糊のアルミテープで、またテープの形状も角部分が増えるような櫛のような形状にカットして試してみようと思います。
因みにトヨタから純正部品としてアルミテープが売られているので、それを購入するるのも手。
そしてこれは何とAmazonでも売られていますが、お値段は高目なのでトヨタのディーラーで取り寄せた方が良さそうです。(大分値段は落ち着いてきたみたいですが)