安価な材料で簡単にボディー剛性を向上
最近、ドアストライカーカバーなるパーツを付けてクルマのボディ剛性を上げるチューンがあることを知りました。
正確にいうと、ドアとボディの隙間を埋める“突っ張り”を付けるもので、ドア部分のボディの歪みを軽減するものらしいです。
興味が出てちょっと調べてみると、トヨタの86では「ドアスタビライザー」という名のオプションが設定されていて(オプション品だけあって結構高価)、
ドアのストライカー部分の隙にスペーサーを入れ、隙間を埋めることで、ステアリング操作時の応答遅れを低減。クイックなレスポンスに仕上げます。
と謳っています。これはtちゃんと効果が期待できるかもしれない。
CX-3でも事例はあってなかなかの効果がある模様。
ドアストライカーのカバーはネットでCX-3(マツダ車)用のものがいろいろ売っているし(千円前後)、簡単に安価にできるということで早速やってみました。
前述のリンク先を参考に揃えたものはこちら。
ドアストライカーとスライドシートと1mm厚のゴムシート。(ゴムシートは写真に写っているように最初は2mm厚のものを使ったけど、ちょっと厚すぎてドアの開閉が少し渋くなったので、1mm厚のものに変更。1mmが丁度良い感じでした。)
ドアストライカーはこちらを購入。
ペラペラのプラスチック製で、ストライカーの内側は少し空間があるのでゴムシートを中に入れました。
ドアストライカーにカバーをはめて、ドア側にはスライドシートをはめるだけ。凄く簡単。
何度かドアを開け閉めしたらストライカーカバーにスライドシートが擦れて僅かに色が付いていたのでしっかり密着しているようです。
ドアの閉まりは若干の引っ掛かりはあり、少し勢い良く閉めなければ半ドアになるので、カバー内側のゴムは無くても良いかもしれません。
因みにドアストライカーの厚さは6.5mm、スライドシートの厚さは7.9mmでした。
走ってみると。。。。
うむ。確かに効果はあるようです。CX-3は今までもボディ剛性が弱いと感じることは無かったけど、一段階更にしっかりした感じ。
車線変更でハンドルを切る時の手ごたえが増し、ハンドル操作に対するクルマの動きがシャキッとなりました。
走る速度が高速なるほど顕著に感じて、ハンドル操作にダイレクトにクルマが反応する感じ。“ボディがしっかりしてその分サスペンションがしっかり動いている感じ” というレビューを見たけれど、まさにそんな感じです。
心なしか加速感も気持ち良くなったようにも感じます。
以前のクルマでストラットタワーバーを装着した時の感じに似ています。こんな安価で簡単な施策でこんなにも効果があるなんて驚きました。
自分としてはデメリットは無さそうなので、暫くこのままで走ろうと思います。
燃料を凍結させてしまいました...
ディーゼルエンジンの燃料である軽油が凍結するリスクは過去に何度か言及しておりましたし、十分注意しているつもりでしたが、どうも凍結させてしまったようです...
恥ずかしい話ですが、参考事例としてなるべく詳しく紹介します。
強い寒気に覆われたこの週末、土曜日~日曜日にかけて志賀高原にスキーに行ってきました。
軽油は都内のスタンドで給油してから出発しました。なので軽油は「2号軽油」だと思います。給油量は燃料タンクの8割ほどでした。
志賀高原に向かう途中の高速道路のPAでFALCONの凍結防止剤を投入。容器で計量して40mlほど入れました。
↓はFALCON P-931/936の商品説明です。(ASTRO PURODUCTSの商品説明で掲載されていたものです)
ディーゼルエンジン専用の、軽油凍結防止剤です。
軽油に最も必要な品質の低温流動性を強化することにより、気温の低下による凍結から守ります。
本品を1本注入することで、夏季軽油(2号軽油)の凍結温度をマイナス17度まで下げることができます。
1本で200Lのタンク容量まで対応します。
クリーンディーゼル車などに使用されるコモンレール式エンジン、DPF装着車にも使用可能です。
土曜日は志賀高原の「熊の湯」スキー場で滑りました。朝8時頃に到着して午後4時半まで滑り、帰り支度してスキー場を発ったのは5時くらい。この日の天候は小雪で時折降り強い降り。風はあったけど概ね穏やか。気温はー12℃位までは下がったようです。
クルマはその間吹きっさらし駐車場に止めていたのですが、問題なく動き、宿泊地の一の瀬エリアに移動。
翌日曜日は一の瀬ファミリー/ダイヤモンド、焼額山で滑りました。
天候は終日雪がバンバン降り風もそこそこ吹いていました(リフトが減速運転する程ではない)。つまりちょっとした吹雪状態。日中の気温もー10℃位にしか上がらなかったようです。
滑り終わって帰り支度を始めたのは午後4時半ごろ。
沢山雪が降ったのでまず雪に埋もれたクルマを駐車場から発掘。運転席周りの雪をどけて暖気運転のためにエンジン始動。その間に(3分くらいかな)周りの雪をどけて屋根や窓の雪を払い、さぁクルマを動かそうとしたらタイヤの前の雪の段差に阻まれエンスト。エンジン再始動して再チャレンジするもまたエンスト。
靴底の雪のせいでクラッチ操作(MTなので)が少々ラフになったとはいえ、やけに簡単にエンストするな、と思っていたらエンジン始動してもアイドリングが続かず直ぐにエンストしてしまうように。アクティブ・ドライビング・ディスプレイには「クルマを安全な場所に止めてください」という表示が。
排気口が雪で詰まっているのか?と調べてみるもそうではなさそう。
ということは....燃料(軽油)の凍結??エンジンは掛かってもしばらくしたら止まってまったところなどは以前調べたディーゼル車の燃料凍結時の事象と同じ。
なんてことだ。気を付けていたのに。しかもこれから帰路に就こうという夕暮れ時に。
どうしようかといろいろ考えたけど、以前調べた凍結事例で現地の軽油(3号か特3号)を買ってきてタンクに給油したら動くようになったという事例を思い出し、凍結防止剤を20mlほど追加投入。
数分後エンジン始動を再チャレンジ。初めは状況に変化なしでしたが数回のチャレンジで復活。アクセルをあおるとエンジンがブンブンと吹け上がるようになりました。
念のため近くをぐるりと走ってみて大丈夫そうなので、ようやく一安心。いや一時はどうしようかと思いました。
しかし、凍結防止剤は十分な量を添加したのに何故か?
おそらく、添加した凍結防止剤が十分に攪拌されなかったのだと思います。凍結防止剤投入後の走行は高速道路が主でタンク内の燃料があまり揺れず、添加剤の濃度が濃い燃料を先に消費してしまったのかと。
熊の湯ではまだ大丈夫だったけど、その後の一の瀬への移動での燃料消費でアウトになったと考えられます。
凍結防止剤は給油の際に入れて十分に燃料と拡販されるようにするなどした方が良さそうです。
これからの寒い季節のディーゼルエンジン車特有の考慮事項ということでご参考まで。
セジメンタ警告が発生
先日CX-3で買い物に出かけたとき、メーターパネルにレンチマークが点滅しだしました。
メンテナンスの通知かと思ったら、ワォーニングの通知で「セジメンタ警告」とのこと。
セジメンタ内にたまった水が規定量以上になっています。
との説明。
セジメンタって何だ?と調べてみたら...
燃料に混入した水分とかを分離するものらしく、ディーゼル車特有の装置らしい。要はフィルターですね。警告は分離した水が溜まっているので抜くようにということのようです。
ただし、CX-3(デミオも)は水が溜まったから警告を出しているのではなく、走行距離2万キロ毎に警告を出しているらしい。実際に水抜き作業をしても水は殆ど溜まっていないことが多いようです。
同じマツダ車でもCX-5とかは溜まった水の量を検知して警告を出している模様。CX-3やデミオはコストダウンのために走行距離で警告(というよりリマインダーかな)を出す単純な方法をとっているのかもしれません。同じ1.8LディーゼルエンジンのCX-30やMAZDA3はどうなんだろう?
デミオを買うときにディーゼル車特有の仕組みとしてDPF再生は頭に入れていたけれど、他にもこんなものがあったとは。
水抜き作業はディーラーでやってもらうと工賃は4,600円らしい。ちょっと高いなぁと感じます。。。もっともメンテdeパックとかに入っていると定期点検の時に無料でやってくれるみたい。
急いで対処する必要は無さそうだし、12か月点検を2週間後に受ける予定なので、その時に処置してもらう積りです。
因みにデミオではこのセジメンタ警告を見た記憶がありません。おそらく走行2万キロ近くの時の点検で水抜きと警告(レンチマーク表示)のリセットをしてくれたのだと思います。(お世話になっているディーラーはしっかり整備してくれるので。)
水抜き作業は自分でもやってやれないことは無さそうだし、警告ステータスのリセットも出来そうなので、4万キロ走行時は自分でやっても良いかなと思っています。