CX-3のバッテリー交換作業(設定編)
バッテリーを交換したら「充放電積算量のリセット」と「バッテリ状態初期設定(i-stop設定)」、それといくつかの車両装備の設定を行なう必要があるようです。
ネットで調べると先人達による詳しい情報が沢山掲載されていました。本当にありがたいです。
①充放電積算量のリセット作業
参照した情報ではバッテリー交換後に行う形で書かれていましたが、もしかするとこの作業は新しいバッテリーに交換する前にやっても構わないのかもしれません。
②バッテリ状態初期設定(i-stop設定)
- バッテリ(−)端子を切離した状態で、5分間以上待つ。
- (−)端子横の電流センサのコネクタを抜く。(注1)
- バッテリ(−)端子を接続し、10秒以上待つ。
- 電流センサのコネクタを接続する。
- エンジン・スイッチをON (エンジン停止)にし、15秒以上(1分以内)待つ。
- i-stop OFFスイッチを押し続け、i-stop表示灯(緑)が消灯またはi-stop警告灯(橙)が点滅状態になるのを確認する。(約10秒間) (注2)
- エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする。
- ボンネットを閉じ、エンジンを始動する。
- 電気負荷無しでエンジンを完全暖機する。(水温40度以上)
- エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする。
- エンジンを始動し、i-stop表示灯(緑)が消灯していることを確認する。
- 車速4 km/h以上で走行し、i-stop表示灯 (緑) が点灯することを確認する。停止した時に正常にアイドリングストップが働くか確認する。
(注1)コネクタは白い部分を引き出して押すと抜くことが出来ました。
(注2)上記の6番で ”i-stop表示灯(緑)が消灯またはi-stop警告灯(橙)が点滅状態” と書かれているのは、車種によってi-stop表示が異なるからではないかと思います。
自分の1.8LディーゼルのCX-3(3DA-DK8AW)は、アイドリングストップ時のみi-stop表示が緑点灯。
一方以前乗っていた1.5Lディーゼルのデミオ(LDA-DJ5FS)はアイドリングストップ条件成立時は走行中も含めてi-stop表示が緑点灯でした。
今回の作業では、表示は "橙点滅” でした。
その他の設定項目
ステアリング舵角センサ初期設定
- エンジンを始動する。
- ステアリング・ホイールを左右にロック トゥ ロックする。
- エンジン・スイッチをOFF (LOCK)にする
※バッテリーを外すとEPS(Electric Power Steering)コントロールモジュール内の初期値がリセットされる為
パワーウインドウ
この設定を行わないと運転席のウィンドウがオートで開閉しません。
- エンジン・スイッチをONにする。
- 運転席側フロントウィンドウを全開にする。
- スイッチを操作し運転席側フロントウィンドウを全閉にした状態で約2秒以上保持する。
パワーリフトゲート
※これは自分のCX-3では対象外
パワーリフトゲートを手動で閉める。(パワーリフトゲートを半開または前回の状態でバッテリーを交換した場合のみ)
時計とオーディオ
設定が初期化される場合があるらしいけれど、今回は設定の必要は無かったです。
こんなところです。i-stopの設定がちょっとややこしく感じていたけれど、やってみるとあっさり終わった印象です。
バッテリーを変えて調子が良くなったとか、交換前との差は感じないけれど、自分でやったので満足感があるし、費用も安く抑えられたので良かったと思います。
(以上)
CX-3のバッテリー交換作業(バッテリー積み替え)
CX-3のバッテリー交換作業について順を追って書いていきます。
まずバッテリーを積み替えちゃいます。
バッテリーを押さえているステーは、両端のナットを完全に外す必要は無くて、この位まで緩めれば外すことが出来ます。
この前に付けたアーシングケーブルは邪魔になりそうなので外しておきます。
バッテリーからハーネスを外す順は、マイナスを先に外してそれからプラスの順。
更にバッテリーボックス近くの純正のアースケーブルもバッテリーを外すのに邪魔になりそうだったので、これも外しておきます。
そしてバッテリーを覆っているカバーを外し、
それからバッテリーキャリアを使ってバッテリーを下ろします。このバッテリーキャリアは本当に便利。楽に安定して下ろすことが出来ました。
下ろしたバッテリーを見てみると、側面が少し膨れていました。新品時は平らなはず。やはり劣化が進んでいたのか。因みにバッテリーはGSユアサでした。
バッテリーの置き場は普段はアクセスできないところなので、この機会に掃除してから新しいバッテリー「CAOS N-S115/A4」を積みます。
バッテリーの端子には導電性の向上/維持になればとカーボングリスを薄く塗っておきました。
後は逆の手順でハーネスとかを付けていき、積み替えは終わりました。
青いCAOSがエンジンルームに映えます。
(設定編に続く)
CX-3のバッテリーを交換
購入より4年経つ我がCX-3。半年前の点検のときにディーラーのメカニックさんに、大分バッテリーが弱ってきているようなのでそろそろ交換を考えた方が良いですよ、と言われていました。
今もアイドリングストップはするし特に問題は感じないですが、最近の高性能バッテリーは寿命末期まで普通に使えるらしい。以前のものならセルの回りが弱くなるとか劣化が感じられたものだけど、最近のは突然ダメになるようです。
これから寒くなっていくのでバッテリーには厳しい季節で、スキー場とかでバッテリーがダメになって往生する羽目になっても困るので、思い切って変える事にしました。
バッテリーはパナソニックの「CAOS N-S115/A4」
交換作業を全てディーラーにお任せしてはかなり高くつきそうなので、バッテリーは自分で購入。調べてみたらアイドリングストップ用のバッテリーも結構いろいろありました。
某有名外国メーカーのものが結構手頃な値段だったけど、ディーラーのメカさんからイマイチな話をきいていたのでパス。やはりGSユアサか、それとも古河か。と思っていたら、パナソニックのCAOSというのが評判良いみたい。それに黒や白といったバッテリーが多い中、青色の外観色が特徴的。エンジンルームの中で映える事でしょう。
という事でCAOSに決定。
1.8Lディーゼル/i-ELOOP無しのCX-3のバッテリー形式はS-95。これと互換のCAOSはN-S115/A4(旧型モデルのN-S115/A3も適合)。
価格は他より高目だったけど、ヤフーショッピングが結構安かった上に、丁度超PayPay祭りでポイント還元も大盛で、実質価格はかなり安く買えました。
メモリーバックアップ装置は必要なし
作業に先立ち、バッテリーを外してもクルマのメモリのデータを保持するためのバックアップ装置も必要だろうし、買っておくかと思いました。
でも買う前に調べてみると、マツダのアイドリングストップ車はバッテリーを交換したら充放電積算量のリセットが必要で、そのためには一旦バッテリー接続を切らなければならないらしい。つまりメモリーバックアップ装置は不要。
あやうく不必要なものを買うところでした。
代わりにという訳では無いけれど、バッテリーホルダーというバッテリーを掴んで持ち上げるための道具を買いました。S-95バッテリーは20kg近くの重量がある上に指と化を掛ける箇所も無く持ち上げ難い。これがあれば大分楽になりそうです。
(交換作業編へ)